磐梯紅葉紀行
6時前に起きて気になる天気をTVで確かめる。朝のうちは雨模様のところもあるが、遅くなるほど良くなるという予報であった。天気はピタリとあたり、すばらしい「磐梯紅葉絵巻」であった。シーズンの真っ只中で、2日コースも前一日と二日目のバス会社が違う。バスガイドもいないという状態。弁当を配るときは添乗員と運転手が配ってくれた。添乗員は人の気をうまく掴める人で、参加した客も状況の理解が早い。
会津と言えば自然と文化のまちであり、今回の旅行目的の主たるものは裏磐梯五色沼の紅葉と五色に輝くという湖沼を見ることであった。五色沼の真っ赤になった紅葉、群青色の湖沼、奥入瀬の渓流を思わせるせせらぎの流れ、心地よい快適な時間であった。その日は磐梯レイクラインの全山紅葉の景色も楽しむことが出来た。
思わず感嘆したのは翌日の大内宿であった。中仙道の宿場町を想像していたので、行くまではあまり興味もなかったのである。何と萱葺きの30軒以上の民家が紅葉の山々に囲まれ、街道の両脇には堀の水が流れている。コンクリートで固まった街でなく、自然の中に萱葺きの家が並んでいたのである。正に「目で見てホッとするやすらぎ」がそこにあった。
ガイドもいないのでパンフの小さなイメージ写真しか知らない。調べてみると南会津郡下郷町とある。重要伝統的建造物で会津西街道の宿場町とある。現在は他の道路が出来、残された街道筋で、歴史的な姿をとどめることが出来たようだ。屋根の萱は共同作業の組があり、共同管理の山がある筈、一様に古いのは何故なのかと思う。残したい日本の原風景である。
中小企業診断士 松井義近
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