開国博Y150
横浜開港150年の記念イベントを見に行く。5月4日、日ざしは強くなく快適なゴールデンウイークである。桜木町駅を下りる。それまで地図が無かったので、Y150の地図を探し、やっと駅員からもらった。いつもは「みなとみらい」のランドマーク側へ歩くが、今日は汽車道を始めて通った。なんとレールがある。板張りの歩き安さ、周りの海やつつじの花で、落ち着いた散歩ができる。会場に入りまずチケットを買う。有料3会場一緒である。
目の前の会場「Y150はじまりの森」に行列が並んでいる。とにかくここからと後ろに並んで会場に入った。黒船を率いてペリーが来て開国になったが、このペリーがもたらした三つの「たね」はなにかとある。さて三本柱は何だろうと考えた。蒸気船、鉄道、電信機。今当たり前に考えていることも最初にやるということは、すごく大きい事業であったことを改めて考える。開港150年の映画約20分もよくわかり納得して館を出る。外には巨大な「くも」高さ12メートルのスペクタルアートENEOS「ラマシン」が現れる。会場に来ながら歩道橋などに大勢の人が並んでいた。みなこの「くも」が動くのを待っていたのだ。横浜の街を劇場に変えるエキサイティング、と宣伝されていた。なるほどと思う。確かに人気がある。素晴らしいことだが、開港150年とこの巨大な「くも」は何が関連があるのか考えてしまった。
2館目「Y150トウモローパーク」へゆく。スクリーンを見る。ソフトで強化され高度化した人間が最後は自滅、そして人間らしさをもとめて生き返るという筋かと思うが、高度すぎて意味を理解するのに苦しんだ。この会場も入場に時間がかかった。次の有料第3会場は90分まちと表示されている。えんえんと並んで待たされるお客、粛々と進み、みんなマナーがいい。しかし入って見たものは感動がない。中身が分かっていれば他に進んでいたと思う。開幕からゴールデンウイークの来場者数は約49万人と新聞に報道されていた。その中で有料入場者数は約11万人という。合点がゆく。
外を進むと、海上保安庁の施設のそばに新しい「黒船」が繋留されていた。素晴らしくスマートで格好がいい。思わずカメラに収めた。赤煉瓦倉庫の近くは緑が多く、みんなのんびりと坐り好きなものを食べている。大桟橋埠頭も望める気分のいい場所だ。記念イベントを見るというよりのんびりと五月の風景を楽しんでいる人が多い。
関内駅に向かう道、日本大通りにはいった。道路一面に花びらや葉っぱを敷き詰めてある。220mの“開港の花道”、当時の風景を花で描いている「日本大通りフラワーアートフェスティバル」。素晴らしい花絵が21枚である。そばにいた婦人が話しかけてきた。「チュウリップは新潟から、バラの花びらも海外で協力して貰いました。ボランティアの人たちが絵にならべたんです」と。市民の皆さんの気持ちが入っている。Y150、特定会場の催事だけではない、街の人たちが自分たちの街を盛り立てている。美しい「地域コミュニティ」の人たちと感じた。私たちもそのように動こうと思う。
松井義近
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