ブロック作り
もう去年になるがアメリカのリーマンブラザーズの破綻以来、信用は低下し、クレジットが利かないようになる恐れもあるという。ということは経済社会が縮小する。延長線上にない今までと違う世界が生まれることになる。ある人はドル時代の黄昏という人もいるが、1971年ニクソンショックで金・ドル交換停止になり、需給による変動相場制になった。力の下に信任されてきたアメリカのドルはいくらでも印刷することができる。最近の状況はドルもグローバル通貨として信任が低くなってきた。将来はどういう世界になるのだろうか。世界は地域別ブロックとなる考えもある。通貨もそこの地域のものとなり、ブロックごとに支えて生きる経済を考えねばならない。これからは地域戦略を注目してゆかねばならない。(2月16日 NHKBS1夜9時10分放送を参考にした)
たまたま2月15日茅ヶ崎市と藤沢市の境にある「松下政経塾」に行く機会があった。「自治体経営改革プロジェクト~公開パネルディスカッション」である。場所は知っていたが内部に入るのは初めてである。遠くから見えた塔は「黎明の塔」、正面にある大きなアーチ門は愛・平和・正義・勇気を表わすという。中を案内してもらっていると剣道場があった。私自身は中学以来剣道を唯一のスポーツとしてきた。それも終戦までである。剣道には長い間人々がやってきた精神の伝統がある。剣道場を見てそんな“強い気”のよぎるのはやはりそれを愛しやってきたからかと思う。茶室もあった。中には松下幸之助氏直筆の掛け軸がある。「素直」である。この言葉は中学2年の時担任の先生が教室の入り口に掲げてくれた級訓である。意味深長であるが私の人生においても、人の意見を素直に聞くことの大切さ等意義深い言葉であった。あの偉大な松下幸之助氏が大切にしていた言葉であることを知り偉大さの背景を知るような思いであった。
基調講演は早大教授北川正康氏、パネリスト多久市長横尾俊彦氏、浜松市長鈴木康友氏、藤沢市長海老根靖典氏、コーディネーターPHP総研永久寿夫氏で多士済済である。それぞれの地域から変えねばならないが、地域からなにを変えるか。権限を持つ中央官庁は今も縦割り行政である。国の権限委譲は作業の委譲だけであり、地域主権の日本に、我々が変えねばならない。日本の洗濯が必要である。アメリカのような軍事・外交の中央と、州のような道州制の問題も出た。ところで、浜松市は人口82万人の政令指定都市である。南部の都市部があり、北部は過疎的な地域である。そのための施策は多岐にわたり費用もかかる。実態を見ると、遠江、三河、南信の天竜川下流周辺の文化・経済域の関係が非常に強いという。横に長い静岡県で見ても東部・中央・西部で大きく違う。また特別市の中には大きすぎて住民が不便を感じている市もある。
小さく町内会レベルで子供会を考えても、子供の数は減少し町内別の活動ができなくなっている。町内の子供会に対する補助金は多少あるようだ。町内会で子供会のない所は町内会からの補助金はない。なんだか世界レベルで考えても町内レベルで考えても同じような問題がある。そんな中で藤沢市は地域の人を信じて、とにかく進んでゆこうとしている。きっかけをつかめば大きく前進できるようにう。
松井義近
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