脳活用法スペシャル
(空の旅)
今週21日の「プロフェショナル、プロの脳に学べ」は脳科学者茂木健一郎先生が今までの100人の放送からまとめた魅力的なものであった。内容は三つにまとめられていた。1.アイディア発想法。2.プレッシャー克服法。3.モチベーション(やる気)である。
ひらめきの極意は問題を何時も頭に置けばフト思いつくという。私自身何か発想が必要な時、生み出さねばならないと理詰めに考えてもろくなアイディアは出なかった。ポイントを二つにまとめている。①“寝る”発想法。もちろん発想は0からは生まれない。経験・知識を組み合わせてできる。側頭葉に蓄えられているものを前頭葉の指示で組み合わせ採用したものがヒラメキになる。コンピューター科学者古沢明氏、映画監督宮崎駿氏の話を例に、迷ったら寝る、眠っている間に脳が整理され、起きた時が一番作業能率は高いという。確かに実感がある。そのためにはトコトン考えてから寝ること。②考える場所を選ぶ。小池康博氏は仕事の帰りの飛行機だという。風呂の人もいる。トイレの人もいる。これは情報を遮断したところであるという。見ていて私はとフト考えた。それは仕事から帰る新幹線の中である。それも“こだま号”が主である。これは降りる場所のせいもあったと思う。
現在社会は競争が激しい。それもグローバル化している。これに負けないで生き残るために成果主義が採用される。プレッシャーは高まりストレスはたまる。私もその中の一人である。さてどうするか。①苦しいときにもあえて笑う。これにより脳がポシティブになる。ドイツの科学者は「ペンを縦に口にくわえる」、「ペンを横に歯で噛む」ことによる脳に与える違いを指摘している。この実験をNHKの放送ベテラン三宅民夫氏により実験があった。縦にペンを噛んでいるときは脳の血流はよくならず青い色が出る。これに対しペンを横に噛んでいるときは顔が笑顔になり、脳は活力が高く血流が良く赤い色が出る。なるほどと思う。私はそばで一緒に見ていた家内の顔を見て笑う。この辺は家内の独断場である。②本番前の決まりごとを持つ。プロはいざというときスイッチが入り、モードの切り替えが行われている。「集中モード」に切り替わるのである。今までよく見ていたのがメジャーリーガーの「イチロー」である。いつも同じ仕草である。イチローは球場に入って決ったメニューを持っていて、毎回同じことを進める。そして最後にバットを大きく回して立てる。ポイントは身体を動かすこと、これによりモードをきりかえる。やるべき行動をやっていくと脳は集中する。
モチベーションを高める。商業経営において特に小売・飲食業は資本も小さいところが多く規模も小さい。このようなところは、やる気を高める、いわゆるモチベーションを高めることが事業に大きく影響する。理論の一角は多くの人が知っている。今回も明快である。目標を定め、達成することにより報酬や達成感を味わう。それには、①あこがれの人を見つける。杉野英実氏は苦しみの中にパリ―で菓子職人に出あい目が覚めたという。いないときはどうするかは、他人の良いところを探す。そういえば昔から英雄伝を読めと言われた。これにより心を強めた経験を多くの人が持っていると思う。②小さな「成功体験」を大切にする。小さな一歩を積み重ねることが大事。成功により「ドーバミン」が出、快感を味わうことができるのである。林檎農家の木村秋則氏も新しいリンゴ栽培を成功するのに苦労した。梨やそのほかの成功を力にリンゴを成功させるに至った。私の経験でも会社は大きな目標を作っている。それを成功させるには、幹部社員による社員との目標設定が重要であった。できる目標を成功させ、ウィンウィンで勝ち抜かねば途中で挫折する。
最後に一人ひとりは個性がある。みんな違う。ということは人生の目標が違ってくる。しかし共通面も持っている。ということは、メカニズムは共通のものを持っているのである。非常に味わい深い時間であった。
松井義近
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