熱気あるバレーボール
藤沢市の文化体育館で、V・チャレンジマッチを見ることができた。女子・男子プレミアリーグの下位チームとチャレンジリーグ上位の入れ替え戦である。4試合あったが時間の都合で全部見ることは出来なかった。スポーツと言えば若いころはもっぱら剣道で、バレーボールの経験はない。この競技で鮮烈に記憶に残っているのは東京オリンピック最後に行われた鬼の大松監督率いる女子バレー優勝戦の試合である。東洋の魔女たちと言われた人たちの試合に息をのんでみていた。魔女たちの拾って拾って拾いまくった姿が鮮烈に頭に残っている。その後バレーの競技も進化した。南氏が考案したといわれるクイック攻撃などがあるが、その南氏の息子さんが「大分三好」のチームにいるではないか。背も大きいのでよく目立つ。ご招待席の良いところで見ることができ目の前の躍動する体がみな凄い。
「大分三好」と「FC東京」の練習が始まる。私たちの席までボールが飛んでくる。手にとって返そうとボールに触ると結構固い。そんなことを言うとみなさんに笑われるが、サッカーボールよりは滑らかか。選手がボールを打ち込むと火花が出るようなものを感じる。見る場所のせいか今までに感じない迫力がある。試合が始まると大分チームの監督は立ったり座ったり忙しい。チームが点を取ると手をたたいて喜ぶ。競技を冷静に見ている監督もいるが、この監督は一喜一憂しながら選手と一体でやっている感じである。一部リーグに上がれるかどうか、一方は残れるかの試合であり、両者とも熱が入っている。隣の席に大分から一緒に来たと思われる人がいる。黄色い声で大きな声援を飛ばす。「マイブロック一本」、声もタイミングも見事だ。背番号10番の選手はブロックもうまい。ポイントゲッターだ。選手たちはサーブを受ける前に合図を交わし、どう攻める相談しているが中々計画どおりにはいかない。平坦に攻めず、もっと攻撃に変化を持たせたらと思うが、実際は思ったようには運ばぬようだ。
バレーは点から線へ、線から立体的に動かすという。これは自分でやってみないと理解できない。しかしまず個人が力を持たねばならないが、チームプレイはそれ以上に連携がうまくゆかねば個人の力も発揮できないし、勝てないと思う。考え方は組織論で分かる。経営的には「抑圧を解放するものは売れる」。脳の古い皮質に感ずるものがあるといわれ、
そこに楽しみがある。大分からチームと一緒に来た応援の女性は、一部リーグ入りを果たしチームと共に喜んだ。まさに心を開放して帰ったに相違ない。
松井義近
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