五輪に行けるか、サッカーの応援
TVではサッカーを見るが、プロのJリーグができてから競技場へ行ったことはなかった。大きな旗を振って応援する場面をよく見た。今回早めに行って見ていると、大声援は東西の横で頑張っている。大きな旗を振りながらウワオ・ウワオ・ウワオ!の大声援である。あの震えるような独特の雰囲気はTVでは味わえない。
だからファンは福岡からも来る。私の隣の席には中年の男性が来て座っていた。後から聞くと、今朝早く福岡から来たという。朝一番の飛行機なら安い料金で来ることができる。早く東京に着いてしまうので放送局巡りをして、それから国立競技場に来た。すごいサッカーファンだ。
試合は型どおりの儀式が終わり、競技が始まる。開始して間もなくサウジに攻め込まれる。キーパーが外され近距離からシュート。青山敏が体で防いだ。負けたらオリンピックに行けなくなる。よく防いでくれたとホッとする。日本も攻め込む。絶対的機会だ。ワアーと期待する歓声。バーのすぐ横にそれる。みんなのワアーが低音に変わる。一点を取ることが選手もファンも共に狙う総意である。この熱意が「うなり」になってどよめく。よくリズムに乗るという。自分たちのペースで進められることか。一般的にいえば調子に乗れることだろうと思う。絶対五輪に行くのだと全員が立ち向かっている。なにかのきっかけさえあれば勢いに乗れるはずだ。しかし逆に攻め込まれる。4万人の人が冷汗をかく。
よく見ていると金髪に染めた選手の活躍が目につく。日本のサッカー選手も子供のころからサッカーボールをけり遊んでいる。その分厚くなった新時代のサッカー族がもう19歳。まん中辺で動くMFの柏木選手である。よくボールを拾い、しつっこくつないでいる。見事な動きだ。福岡のファンもサッカーが好きで好きでたまらないようだ。一緒に行った私の孫にサッカーのことを教えている。立派に活躍している人をよく見て、僕もあの人のようにやるのだと動きを覚え、その活躍どうりにやれるようにする。そうすればうまい人のようになると。私が中小企業に行って話している「目標デザイン」と同じことを言っている。目標をキチンと描き出して進めば、結果は目標の姿になると。人がやることなのだから同じなのだろうと納得する。福岡のファンはビールが好きだ。孫に懐炉を貸してくれたりしていたが、最後はスッカリ眠っていた。
サッカーはドローの引き分け、一点も入らなかった。それでも北京のオリンピックに行ける。審判の終了の笛、よく耐えてくれたと大観衆が総立ちで喜んだ。最後は寒さも忘れていたようだ。帰りのJR信濃町駅、孫の切符は買っておいたが、何と切符の自動販売機の前は空いているところもある。あの大観衆がスムーズに電車に乗っている。変わったものだ。多くの人が「スイカ」でスムーズに入っている。
松井義近
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